水管橋は、都市の嘴。
| 天竜川の西岸堤防道路を北へ走ると、やがて東名高速に突き当たる。その手前を河原側に降りていき、ぐるりと車を北に向けると、東名橋の下から常光浄水場の真紅と群青色に塗り分けられた水管橋が目に飛び込んでくる。赤は人の血脈で、青は水を表しているのだろうと想像するのは、この水管橋が地下から吸い上げた水を浄水場へ送っていることを知っているからである。水管橋の向こう側、コンクリートブロックの地下20メートルの深さから天竜川の伏流水が汲み上げられている。また、こっち側ブロックの地下60メートルからは地下水が汲み上げられ、この二つの水がブレンドされて浄水場へと送られる。浜松市の水道水を供給する浄水場の中でも、唯一天竜川のほとりに橋脚を下ろす水管橋。間近に見上げると、この水管橋が水を飲む都市の嘴(くちばし)のように見えてくる。 |
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