天竜川流域のデータ

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諏訪湖を振り出しに、支流を集めて太くなる天竜川の様子を一望してください。急流天竜川と詠われますが、 随所に設けられたダムの成果もあって、意外と全体の風情は穏やかです。

諏訪湖に集まった水は、この釜口水門から吐き出され幾つもの支流を集めてやがて太い天竜川となる

起点
諏訪湖(海抜759m)には31の河川(一級河川15、準用河川5、その他河川11)が流れ込み、集まった水は諏訪湖西方の釜口水門から流れはじめ、ここが天竜川の起点となる。


幹線流路延長 : 213キロ (日本で9番目
(支川の流路延長は含まない)
流域面積 : 5,090平方キロ(日本で12番目)
(流域面積には、支川も含む)

流路平均幅 : 23.9キロ
(流域面積÷幹線流路延長=流路平均幅)
流路平均幅について:
川の形状をざっとつかむために算出された数値。
流路延長に比べ、流路幅が小さければ小さいほど細長い川、ということが分かるのだそう。


関係県市町村 : 長野・愛知・静岡の3県10市13町22村

県内の流長 : 95.350キロ

主な支流
三峰川→小渋川→阿知川→遠山川→大千瀬川→水窪川→気田川→阿多古川→二俣川→安間川(上流から下流)


日本三大急流
中・上流域部は中部山岳地帯で、山地の占める割合は他の河川に比べ非常に高い。


水質
水源の諏訪湖や上流域の一部で相当汚濁された天竜川は、下流へ行くほど大支川流入による希釈と、自然浄化作用によってきれいになっている。下流域は、二俣川(天竜市)、安間川(浜松市)から流出する工場排水、家庭排水が汚濁源となっているが、負荷量としてはずっと小さいので、本川の水質に影響は少なく、下流域調査地点掛塚橋、鹿島とも最近のBOD年平均値は0.5〜0.7mg/・程度で、上流域も諏訪湖周辺の広域下水道の整備で徐々に改善されつつあるが、相変らず下流域の方が水質良好となっている。


沿革
古くは麁玉川(あらたま)、天中川とも呼ばれる。上流部の流路にはほとんど変化は見られないが、二俣以南の下流部は河道の変遷がはなはなだしい。昭和26年、堤防によって、現在のような1本の河道に固定された。天竜川の氾濫原である二俣以南は、東海型河川の代表的存在で、「暴れ天竜」と異名をとる天竜川の運んだ砂礫が堆積し、氾濫の繰り返された結果、形成されたものである。度重なる水害に、私財を投げ打って天竜川の治水に努めたのが浜松市安間町出身の金原明善(天保3年〜大正12年)である。「治水の基は植林にあり」という信念から、金原明善自ら金原治山治水財団を設立して、植林などで天竜川の治山治水に努めた。現在に残る天竜美林を育て上げたことは全域的に大きな影響を与え、良い林相を残すことになった。

1951年、天竜川東三河特定総合開発地域に指定されて開発が進められ、泰阜、佐久間(昭和31年竣工)、秋葉第一、第二ダムが完成。上流部では西天竜、三峰川、下流部には磐田、浜名、豊川、三方原用水が完成。電力発電のほか、ダム湖の水は産業用水、生活用水として豊川用水をはじめ、三方原用水・磐田原用水などへ供給され、産業の発展、生活の向上に寄与している。浜松市や磐田市を中心に、輸送用機械、楽器、織物などの工業が盛んになり、天竜川の水と広大な土地を利用して工場が多く分布する。流域は天竜奥三河国定公園に指定され、天竜峡の渓谷美をはじめ、ダム湖の紅葉、天竜下りなど、観光に訪れる人が多い。

参考資料
「天竜川〜治水と利水〜」建設省中部地方建設局浜松工事事務所 企画監修・発行
「日本地名大辞典22静岡県」角川書店 
「ブリタニカ国際大百科事典」

随時加筆予定。

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hq@aqua-h.net
天竜川の上流、支流の小渋川から赤石山脈を望む


明石、木曽の水を集めて滔々と流れる天竜川

伊那谷を蛇行しながら流れる天竜川

河口も間近、天竜川左岸からアクトタワーを望む

天竜川の終点、遠州灘へ。急流と呼ばれるが、その最終の流れは緩やかだ

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